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まんぼう

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はい。3月ももう終わりですね。3月最後は、ちょっと違和感ある話をします。

ネットニュースでも取り上げるところがちらほら見受けられます。「まん延防止等重点措置」の略称「まん防」です。民放が主に言っており、NHKでは「まん延防止」など言い方を変えていることが多いようです。

説明する際にこうアナウンスしています。「まん延防止等重点措置、いわゆるまん防」謎の言い回しです。「いわゆる」は世間でいう・俗にいうという意味になり、いわゆるの後につくのは世間でよく使われている言葉がきます。マスコミは「まん防」が世間に浸透していると思っているのでしょうか。テレビ・新聞などのテロップや見出しに使いやすいために、意図的に広めている可能性があります。

ここで問題が2つあります。1つは、略語がすでに存在している動物の名前であること。「まん防」と聞いても魚のマンボウが最初にイメージされてしまい、本来使いたい意味での「まん防」としてとらえにくいところ。「マンボウ、4月より大阪に適用へ」って見出し見て、大阪の水族館に新しいマンボウがくるのかと勘違いするという冗談みたいなことが起きかねません。

もう1つは、本来のシステムとして浸透しづらいところ。新型コロナ対策の緊急事態宣言の次に重要な取り組みのはずが「マンボウ」の言葉だけが一人歩きしてしまい、まんぼうって言葉は知ってるけど、結局何なの?って人を増やしてしまう危険があります。緊急事態宣言を「きんじ」とか「きんせん」などと略さなかったのに、まん延防止等重点措置だけなぜ略するのでしょうか。文字数で見ても6文字と10文字なんですけど。●文字以上は略語を使うというルールでもあるんですかね。

略してもいい言葉はどんどん略していいと思いますよ。略語大好き日本人。でも、略してはいけない言葉もあるはずです。特にマスメディアには配慮してほしい気持ちです。

 

  2021/03/31   otoyabi
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