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東京都のコロナ患者7月

 いや、びっくりしましたね。感染者数2日連続200人超え。しかし、数だけを見てびっくりしていてはいけません。様々な角度から見ておかないと、判断ミスをする原因にもなってしまいます。

 そこで、とても簡単に、これだけは見ておく必要のある数字を確認しておきましょう。出典はすべて、東京都のコロナウィルス感染症対策サイトです。

 

まずは、テレビでよく見る「新規患者に関する報告件数の推移」です。

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右端の2本が際立っていますね。4月の山を越えるんじゃないかって思ってしまいます。

次です。「新規陽性者における接触歴等不明者数」です。どこで感染したか分からない人です。グラフの下の白抜き棒グラフが感染歴等不明者(以下、不明者)、上の緑色棒グラフがどこで感染したか分かっている人です。オレンジ色の実線グラフが増加比です。(増加比は、1週間前の接触歴等不明者数(移動平均値)との比較)

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実は、5月末の感染者数が少ない時期から、増加比が上がっているのが分かります。1週間前に比べてこれだけの比率で増えてますよ、ってことです。テレビでは夜の街が・・とやり玉に挙がっています。確かに、人数や割合から見ると対策の必要がありますが、不明者の数や率もきちんと確認しておかないといけないのが、このグラフからも分かります。

 

これを見てください。

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検査人数と陽性率です。緑色の棒グラフが陽性人数、オレンジ色の実線グラフが陽性率です。日本ではPCR検査数を増加させています。それが、このグラフからも分かると思います。

前半は、感染者数のグラフと似たような動きをしています。感染者数と相関していたようです。それにしても20-30%で推移していたとは、驚きですね。

対して最近は、陽性率がじわじわ上がっていますが、5%前後です。それでいて感染者数が4月と変わらなくなってきた。つまり、都知事もおっしゃっていたように、今の感染者数200人は、PCR検査2500件前後行ったから出てきた数字、とみていいかもしれません。4月の200人の時は、検査600件程度で出てきた数だったことを考えると、その大変さが見て取れます。

 

最後に、入院患者数を見てみましょう。 注:5月11日までの入院患者数には宿泊療養者・自宅療養者等を含んでいるため、参考値

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緊急事態宣言下で2000人くらいいたのが、今は500人いっていません。今の時点で再び緊急事態宣言を出す必要がないと都や政府が言及しているのは、この数字も関連性があります。病院にはまだ余裕がありますよ、ということです。そして、現在487人いる入院者数の482人が軽症患者であることも、4月の頃の逼迫感がない根拠と言えそうです。

 

ここまで見ると、4月の感染者数200人と今の200人、ずいぶん「質」が違うことを少しでも感じていただけたと思います。ただ、感染者数や不明者数など、じわじわ上昇傾向が見てとてます。何かあった時の前準備を、東京の人じゃなくてもしておく必要がありそうです。

 

正しく怖がろうコロナウィルス!

 

 

  2020/07/11   otoyabi
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